健康志向の人のブログタイトルみたいになっているのだが、この数週間の私が「できないために苦痛」を味わう羽目になった話をしたいと思う。
ことの起こりはドイツ在住中のこと、つまり大体一年前になるのだが、腰痛によって体を横たえることができない状態に度々なることがあった。帰国してからも、大したことはないだろうと思いつつ、整体に通っていたのだが、一向に治る気配もなく、むしろ悪化していくことに気がつく。そして3月14日のことだ。季節の変わり目に体調をしっかり崩した私は39度の熱を出し、咳とくしゃみに苦しめられることになる。この症状が、腰痛を最悪の状態へと変化させた。魔女の一撃は酷い咳であった。
すなわち私は「ぎっくり腰」になってしまったのだ。
少し時間は遡る。大体2月末ごろから、慢性的な腰痛がどんどんと悪くなり全くベッドで寝られなくなった私は「これはおかしい」と、病院の整形外科へかかった。割と適当な医者だが、初診はしっかりとレントゲンも撮られ、体の動きなどを見られ結果の診断は「胸椎側湾症」と「腰椎椎間板症」だ。「ピラティスしてくださいね。リハビリで」と言われ、3月の頭から私はリハビリ通いになる。この時点で通院先は三件になった。体調が悪すぎる。
リハビリに行ったところですぐにピラティスのような運動をすることはできず、腹式呼吸からスタートするという具合だ。リハビリ開始から一ヶ月くらい経ってようやく柔軟運動もできるようになってきたのだが、ここでぎっくり腰になってしまった時期に戻る。
挙動の全てが腰に響くため、老人よりもゆっくりとしか動くことができない。当然、痛みによって睡眠は不可能。ロキソプロフェンを処方されてはいたが、一切効く気配もなく、もともと飲んでいた睡眠薬も痛みによってあまり効かずすぐに目が覚めてしまう。横たわることもできず、運動も十分にできず、痛みに疲れているのに休まることができない私の体は悲鳴をあげていたし、実際に私は発狂していた。「痛い、辛い」以外頭に浮かばないため、何もできないのだが、入ったシフト日には出勤しないといけない。研究が進まないためメンタルもどんどん悪くなっていく。負の連鎖だ。
さらに動けない、横たわれない結果、脚のむくみが限界突破し、現在というか通常時の1.5倍ほどにふくれ上がり、パンパンになっていた。これもまたメンタルに良くない。私はそもそも自分の体型、特に脚がコンプレックスであったため、少しでも通常時より太ってしまうとかなり焦るというか不安になってしまうところがあるのだが、マッサージをするにも腰を曲げて脚に手を伸ばすことができないため何もできずに、文字通り泣いていた。
幸運なことに、この1週間、かなり改善した。歩いて近所の通院先へ行けるようになり、自転車に乗れるようになり、そして約一ヶ月ぶりにベッドで眠ることができるようになった。脚のむくみもほとんど取れて、スキニージーンズも履けるようにまで戻り、非常に安心した。私は太ったわけではなく、ただのむくみだったということだ。しかしまだ治ったわけではない。長い道のりである。まだまだ硬いため腰に痛みはあるのだが、かなりリハビリでもできることが増えてきて、PCに向かって研究作業を進めることもできている。そしてこの記事も書けるようになってきているのだから、快方に向かっていると言って差し支えないだろう。
痛い目を見てから分かったことは、心身の健康を保つためには適度な運動と睡眠は欠かせないものだということだ。(もちろん食事もだが、食べることは好きな方なのであえて言及しないでおく。)
筋肉や体のパーツは動かしていない時間が多いと、動かし方を忘れてしまうらしい。少しずつ負荷を加えていくことによって動ける範囲を増やしていくリハビリをすることによって理解した。整体のほぐしよりも、自分が動くことによるほぐしが必要だったのだ。それから睡眠については、睡眠の体勢と時間が非常に大切だと分かった。痛みが治ってベッドで眠れるようになったら、枕の高さや腰骨の位置を気をつけるようになった。私は入眠に時間がかかる方なので睡眠薬に頼って、強制的に決まった時間に眠るようにしたら、かなり体の疲労感もとれた。やっと8時間以上眠れて、ロングスリーパーの私は慢性的な睡眠不足の感じからもようやく脱しつつある。自分、まだやれます、まだ眠らせてください。
